「LINEステップ配信を始めたいけど、何から考えたらいいのか分からない…」そんなふうに悩んでいませんか?
LINE公式アカウントでの集客や販売において、ステップ配信は非常に強力な仕組みですが、売れる配信をつくるには、実は最初の「設計」が何よりも重要です。
いきなり1通目を書き始めるのではなく、「目的→ゴール→流れ」という順番で設計していくことで、読者の心を動かし、自然に申し込みへつなげることができます。
この記事では、初心者の方でも安心して取り組めるように、
- ステップ配信を作る前に決めておくべきこと
- 読者の心を動かす構成のコツ
- ありがちな失敗パターンとその回避法
などを、やさしくわかりやすく解説していきます。
これからステップ配信を始めたい方も、すでに配信しているけど反応がいまひとつ…という方も、
ぜひ参考にしてみてくださいね。
- LINEステップ配信を始めたいけど、何から手を付けていいか分からない人
- 配信しているけど反応がない・申し込みにつながらないと悩んでいる人
- 売り込み感を出さずに、自然に申し込みへつなげたい人
ステップ配信が売れない原因とは?
LINEのステップ配信を頑張って作ってみたのに、「全然申し込みが来ない…」「読まれている気がしない…」と悩んでいませんか?
実はそれ、配信の内容や文章の上手さよりも、最初の設計に原因があることが多いんです。
そもそも、ステップ配信はただの情報提供ではなく、ゴールに向かって読者を導くためのシナリオです。
でも、多くの人が「とにかく役立つ情報を届けよう!」と配信をスタートしてしまい、いつの間にか申し込みにつながる流れがなくなってしまっているんですね。
たとえば、こんな配信…
- Day1:LINE登録ありがとうございます!
- Day2:集客に大事な3つのコツ
- Day3:Zoomで集客するには?
- Day4:体験セッション受付中!
それぞれの配信がバラバラに独立していて、読者には「だから何?」「自分に関係あるの?」という印象を与えてしまいます。
結果として、申し込みの導線も弱く、行動に繋がらないのです。
本来ステップ配信は、
- 最初に信頼を築き
- 次に必要性を感じてもらい
- 最後に「これが自分に必要だ」と納得してもらう
というストーリーで作るもの。
その土台となるのが、今回のテーマである「最初の設計」なのです。
このあとの章では、売れるステップ配信をつくるために「まず何を決めればいいか?」を順番に解説していきます。
最初の一歩を間違えなければ、配信の成果はグッと変わりますよ!

とっきー
どんなにいい配信も、伝える順番がズレてたら、読者の心に届きにくいんです。
LINEステップ配信の設計手順
ステップ配信を作ろうと思っても、「何から考えればいいの?」と手が止まってしまう人はけっこう多いです。
最初の1通目から書き始めて、「なんとなく有益そうなことを並べたけど、申し込みが来ない…」そんな経験ありませんか?
実はこれ、配信の設計をすっ飛ばしているのが原因かもしれません。
ステップ配信は「目的→ゴール→流れ」の順番で考えるのが基本!
ステップ配信をつくるとき、「とりあえず1通目から書いてみよう」と考える人は少なくありません。
ですが、それでは読者をどこに導きたいのかが見えづらく、結果としてなんとなくの配信になってしまいがちです。
配信に取りかかる前に、まず決めておきたいのが全体の設計です。
その際、基本となるのが「目的→ゴール→流れ」という順番です。
- 目的
この配信は、そもそも何のために届けるのか?
- ゴール
読者にどんな行動をとってもらいたいのか?
- 流れ
そのゴールに向かって、どんな順番で何を伝えるのか?
この3つを順番に考えていくことで、配信の軸が整い、読者にとっても違和感のない自然な流れをつくることができます。
たとえば、「体験セッションに申し込んでほしい」というゴールがあるとしましょう。
その場合、読者には「この人に一度話を聞いてみたい」と思ってもらう必要があります。
いきなり案内をするのではなく、「信頼できそう」「自分の悩みを理解してくれそう」と感じてもらうような段階的な配信が必要になりますよね。
このように、どんな行動を促したいかを起点に配信を設計していくと、1通1通の内容がつながりを持ち、読者の心にも届きやすくなります。
「目的」「ゴール」「流れ」をこの順番で設計することが、読者との信頼関係を築きながら、自然に行動につなげていくコツです。

とっきー
配信は、1通ずつじゃなくて「流れ」で読まれるものなんです。
設計がないと配信がズレてしまう
ステップ配信がうまくいかない原因として、じつは「設計がされていないこと」が非常に多いです。
せっかく内容を考えて配信しても、「読者に届かない」「申し込みにつながらない」と感じているなら、伝える順番がズレてしまっている可能性があります。
読者は、突然売り込まれたり、自分に関係のない話をされたりすると、一気に気持ちが離れてしまいます。
たとえば、
- 最初から「体験セッションはこちらです!」といきなり案内されてしまう
- 読者の悩みや状況に触れずにノウハウだけを伝えている
- 読んでいるうちに誰向けの配信か”がんやりしてくる
どれも、「配信の目的」と「読者の心の動き」が一致していない状態です。
ステップ配信は、ただ情報を送るものではなく、読者に少しずつ心の変化を起こしてもらう流れのある対話です。
信頼を得て、必要性を感じてもらい、「自分に必要だ」と納得してもらう。
このような気持ちの流れに沿って配信を構成しなければ、どんなに役立つ情報でも、読者の行動にはつながりにくくなってしまいます。

とっきー
順番がちょっと違うだけで、印象は大きく変わってしまいます。
最初に決めるべき3つの要素
ステップ配信を作るうえで、まず最初に決めておきたいのが「3つの基本要素」です。
この3つが決まっていないと、配信内容の方向性がブレやすくなり、読者も途中で離脱してしまう可能性が高くなります。
逆に言えば、この3つさえしっかり押さえておけば、配信全体に一貫性が生まれ、ゴールに向かって自然に読者を導くことができるようになります。
① 誰に届けるのか?
ステップ配信を作るうえで、最初に考えるべきなのが「この配信は、誰に向けて届けるのか?」という視点です。
このターゲット設定が曖昧だと、配信の内容も伝え方もブレやすくなり、結局どの読者の心にも響かなくなってしまいます。
たとえば、同じ悩みを持っている人でも、
- まったくの初心者なのか?
- ある程度情報を知っている人なのか?
- 過去にあなたの商品を見たことがある人なのか?
によって、必要な言葉の選び方も、信頼の築き方もまったく違ってきますよね。
「どんな人がこの配信を読むのか?」
「その人はどんなことに悩んでいて、どんな未来を求めているのか?」
ここをできるだけリアルに想像しておくことで、配信の一通一通がその人のためのメッセージになります。
あいまいなターゲット設定でステップ配信を作ると、読者の感情に届かないだけでなく、こちらが何を伝えたいのかも曖昧になってしまい、申し込みや成約につながりづらくなってしまいます。
まずは「たった1人」を思い浮かべること。
それが、伝わる配信をつくる第一歩です。
② どこに連れていきたいのか?
次に決めておきたいのが、「読者に最終的にどんな行動をとってほしいのか?」というゴールです。
このゴールがはっきりしていないと、配信の内容や構成がバラバラになり、「で、結局この配信って何だったの?」という印象を与えてしまいます。
たとえば
- 体験セッションに申し込んでほしいのか?
- 商品を購入してほしいのか?
- 無料のPDFをダウンロードしてほしいのか?
どんな行動を期待しているかによって、配信の設計は大きく変わります。
重要なのは、「申し込んでください」と言うことがゴールではなく、読者自身が「これは自分に必要かもしれない」と思い、納得して行動する状態をつくることです。
読者の中で自然に「その気になる」ようにするために、どの段階でどんな情報を届けるべきかを逆算して考えていく必要があります。
また、1つの配信で複数のゴールを設定してしまうと、読者は混乱してしまいます。
「結局、どれを選べばいいの?」と迷わせてしまえば、それは行動しないという選択につながってしまうのです。
だからこそ、ステップ配信を設計する際は、ゴールをひとつに絞り込むことが大切です。
どんな順番で伝えるか?
「ターゲット」と「ゴール」が決まったら、次に考えるのが「どんな順番で、どんな内容を伝えるか?」という流れです。
この流れをうまく設計できているかどうかが、ステップ配信が「読まれて終わる」ものになるか、「申し込みにつながる」ものになるかを大きく左右します。
読者は、ある日突然「申し込んでください」と言われても、行動には移しません。
だからこそ、まずは「信頼関係を築く」→「必要性を感じてもらう」→「ベストな選択肢だと納得してもらう」
というように、感情のステップを踏んでもらえるように、配信を設計する必要があります。
ここでありがちなのが、配信のたびにテーマが飛び飛びになってしまい、読者の頭の中で情報がつながらないというパターン。
「1通1通はいいこと書いてあるけど、全体で見ると何が言いたかったのか分からない…」、そんな印象を与えてしまうと、行動にもつながりにくくなってしまいます。
ステップ配信は、連続した会話のようなもの。
読者が今どんな気持ちの段階にいるかを想像しながら、それに合わせて次の一通を届けるようにしましょう。
無理に押すのではなく、「今その話をするタイミングか?」を見極めることが、読者の信頼を失わずに届けるコツです。

とっきー
読者に心の階段を一段ずつ登ってもらうのが、ステップ配信の役割なんです。
LINEステップ配信の構成を考えるコツ
ここまでで、「誰に」「どこに連れていくか」「どんな流れで伝えるか」の3つが決まりました。
次は、いよいよ構成を組み立てていくステップです。
とはいえ、いきなり完璧な構成を作る必要はありません。
ここでは、初心者でも押さえておきたいステップ配信の考え方のコツをご紹介します。
読者の心の動きをベースに考える
ステップ配信の構成を考えるとき、多くの人が最初に考えるのが「どんな情報を伝えようか?」という内容の部分です。
もちろん伝える内容も大事ですが、じつはそれ以上に重要なのが、読者の気持ちがどう動いていくかをベースに設計するという視点です。
ステップ配信は、情報の羅列ではなく、「心の流れに寄り添うストーリー」です。
読者が何を感じ、どう納得して、どんなタイミングで行動したくなるのか。
感情のステップをあらかじめ想定しておくことが、伝わる配信をつくる第一歩です。
たとえば、こんな流れを意識してみてください。
- 興味を持ってもらう(導入・共感)
- 課題に気づいてもらう(問題提起)
- 解決策に納得してもらう(価値の提示)
- 行動に移してもらう(オファー)
このような流れをもとに構成を考えることで、読者の中で情報がつながるだけでなく、気持ちも動く配信に変わっていきます。
逆に、この心の動きを無視してしまうと、いきなりオファーをしてしまったり、読者が求めていないタイミングでノウハウを押し付けてしまったりと、読者とのズレが生まれやすくなります。
どんな順番で届ければ、読者が「そうそう、まさに今それを知りたかった」と感じてくれるのか?
そこをイメージして、構成を組み立てていきましょう。
1通ごとの役割を決めておく
ステップ配信を組み立てるときに意識しておきたいのが、「1通ごとに役割を持たせること」です。
これが決まっていないと、伝えたいことが多くなりすぎて、1通にあれもこれもと詰め込んでしまったり、逆に「何が言いたかったんだっけ…?」という配信になりやすくなります。
読者は、毎日たくさんの情報に触れています。
そんな中で「ふーん」と流されずに、ちゃんと読んでもらうには、1通ごとに“伝えるべきメッセージ”を絞ることが大切です。
たとえば、
- 1通目では「安心感」や「期待感」を持ってもらう
- 2通目では「共感」や「悩みの明確化」をしてもらう
- 3通目では「必要性」に気づいてもらう
- 4通目で「解決策」としての価値を提示する
- 5通目で「具体的な行動(オファー)」へつなげる
このように、1通ごとの目的をはっきりさせておくと、配信全体の流れも整い、読者の心の動きにもフィットしやすくなります。
とくに初心者の方は、「この1通で何を伝えるべきか?」がぼやけがちなので、まずは紙に書き出すなどして、配信ごとの役割を見える化しておくのもおすすめです。

とっきー
1通にひとつ、届けたいことをはっきりさせるだけで、グッと伝わりやすくなります。
ステップ配信のよくある失敗例
ここまで読んで「よし、配信を作ってみよう!」と思った方、すばらしいです。
ただ、実際に取り組む中でつまずいてしまう人が多いのも、ステップ配信の難しさのひとつ。
そこで最後に、「ステップ配信でありがちな失敗パターン」を紹介しておきます。
事前に知っておくことで、「あ、ここ気をつけよう」と意識でき、成功率がグッと上がりますよ。
① 最初から売り込みすぎる
ステップ配信でありがちなのが、LINE登録直後の読者に対して、いきなり「こちらのサービスはいかがですか?」「今だけの特典です!」といったオファーを送ってしまうパターンです。
気持ちはとてもよく分かります。
「せっかく登録してくれたんだから、すぐにでも案内したい!」と思ってしまいますよね。
でも、読者の立場からすると、まだあなたのことをよく知らないし、「自分に必要かどうか」も判断できていない状態です。
そんなタイミングでオファーを出されると、「この人、いきなり売り込んでくるな…」と感じてしまい、せっかく築きかけた信頼が一気に崩れてしまうことも。
ステップ配信は、最初から売るのではなく、売れる状態をつくるためのプロセスです。
- どんな悩みを持っているのか?
- どんな理想を描いているのか?
- なぜ今、あなたの商品やサービスが必要なのか?
こうした情報を少しずつ伝えながら、読者が自然と「なるほど、それなら申し込んでみようかな」と思える状態を目指すことが大切です。
② 内容があちこちに飛んでいる
次によくあるのが、配信のテーマや内容がバラバラになってしまうパターンです。
1通1通はそれぞれ丁寧に書いていても、全体で見たときに「話があちこちに飛んでいて、つながりが感じられない」という状態。
たとえば、
- 1通目で自己紹介
- 2通目でノウハウ
- 3通目でお客様の声
- 4通目で体験談…
というように、内容に統一感がなく、読者は「結局、何が言いたかったんだろう?」と感じてしまいます。
ステップ配信は、ひとつひとつの配信が独立したメッセージではなく、すべてがストーリーの一部としてつながっている必要があります。
読者は1通ごとに「なるほど」「次はどうなるんだろう?」と関心を持ち続けながら、最終的なオファーへと自然に導かれていくのが理想的です。
もし内容があちこちに飛んでいると、読者は話についていけなくなるか、なんとなく違和感を覚えて離れてしまいます。
なので、構成を考えるときは、配信の全体像をあらかじめ設計し、「今この段階の読者に、何を伝えるべきか?」を考えて順序立てることが大切です。
まとめ|設計だけで配信の成果は変わる
最後に、この記事のポイントをまとめます。
- ステップ配信がうまくいかない原因の多くは「設計の欠如」
- 設計は「目的→ゴール→流れ」の順番で考えるのが基本
- 配信前に決めるべき3つの要素は「ターゲット・ゴール・流れ」
- 構成は「読者の心の動き」をもとに組み立てる
- 1通ごとに“役割”を持たせることで、ブレのない配信ができる
- ありがちな失敗は「売り込みすぎ」「話がバラバラ」
ステップ配信は、ただ情報を届けるのではなく、読者との関係を育てながら、自然に申し込みへ導くシナリオです。
だからこそ、始める前に「どこに向かって、どんな順番で届けるか?」を考えることが、何よりも大切。
設計ができていれば、配信はぐっとラクになりますし、読者からの反応も大きく変わってきます。
まずは1枚の紙に「届けたい相手」と「届けたいゴール」を書き出すことから、はじめてみてくださいね。

とっきー
ステップ配信は、書き始める前の準備で8割決まります。