ステップ配信を作ってみたけれど、「これで合ってるのかな…」「最後まで読まれないし、反応もない…」、そんな不安を感じたことはありませんか?
実は、ステップ配信がうまくいかない原因の多くは、文章のうまさではなく作り方の順番にあります。
配信は「とにかく書けばいい」わけではなく、読者の心理に沿った設計→構成→書き方の流れが必要です。
この記事では、初心者でも真似できる3ステップの作り方を、事例やポイントと一緒にわかりやすく解説します。
読み終えるころには、あなたも「最後まで読まれ、自然に行動につながるステップ配信」の型が身についているはずです。
- 「設計・構成・書き方」の流れを一から学びたい初心者
- LINEステップ配信を作ったけれど、反応がなくて悩んでいる人
- 何通送ればいいのか、どんな順番で書けばいいのか迷っている人
ステップ配信ってどう作るの?3ステップで全体像をつかもう
「ステップ配信って、どうやって作ればいいんだろう…」初めて作るときって、手が止まってしまいますよね。
やる気はあるのに、書き始めると「これで合ってるのかな?」と不安になってしまう…。
実は、そんなときほど作る順番がポイントなんです。
おすすめは、設計 → 構成 → 実際に書くという3ステップで進める方法。
この順番を守るだけで、配信全体がつながって、読者を自然にゴールへ導けます。
3ステップの流れは以下のとおりです。
まずは、誰に届けるのか(ターゲット)、どこへ連れていきたいのか(ゴール)、そしてゴールまでに必要な理解や感情の変化をはっきりさせます。
これは配信全体の地図のようなもの。
地図がないと話があちこちに飛び、読者は途中で離脱してしまいます。
次に、配信の順番と通数を決めます。
初心者は5〜7通から始めるのが現実的。
心理の流れとしては、共感 → 問題提起 → 価値提供 → 成功事例 → オファーが鉄板です。
最後に、1通ずつ文章を作ります。
ポイントは「1通=1テーマ」でシンプルに。
さらに、会話するようなトーンや次回予告を入れることで、「最後まで読まれる配信」になります。
この3ステップを押さえておけば、初めてでも迷わずステップ配信を作ることができます。
次の章からは、それぞれのステップをもっと詳しく解説していきますね。

とっきー
作る順番を守るだけで、完成度も反応もぜんぜん変わりますよ!
① 設計編|ターゲットとゴールを決めて逆算で流れを作る
ステップ配信を作るうえで、いちばん最初にやるべきことは「設計」です。
ここをあいまいにしたまま配信を作ると、途中でテーマがブレたり、話が飛び飛びになったりしてしまいます。
まずは、次の3つをはっきりさせましょう。
1. 誰に届けるのか?(ターゲット)
ステップ配信を作るとき、最初に考えるべきは「誰に向けて書くのか?」です。
ここがあいまいなままだと、内容も言葉の選び方もブレてしまい、読者の心に響きにくくなります。
つい「副業に興味がある人」「ダイエットしたい人」…と広く考えてしまいがちですが、これではざっくりしすぎ。
できるだけ具体的に、その人の顔が思い浮かぶくらいまで絞り込みましょう。
たとえば、
- 副業を始めたいけど、何からやればいいかわからない30代女性
- 過去に別のダイエットに失敗した経験がある40代男性
- 英語学習を始めたいけど続かない経験が何度もある20代会社員
ここまで具体化できると、その人が抱えている日常の不安や、心の中の「ひっかかり」まで見えてきます。
さらに理想は、「その人がどんな状況でLINEを開いているか」まで想像すること。
通勤電車の中なのか? 家事の合間なのか? 就寝前のリラックスタイムなのか?、状況まで描けると、文章の長さ・言葉選び・配信時間まで自然に決まっていきます。
ターゲット像がはっきりすれば、配信全体の方向性も定まり、読む側も「これは自分のためのメッセージだ」と感じやすくなりますよ。

とっきー
誰に届けるのかを決めると、話す内容も自然と固まっていきます。
2. どこへ連れていきたいのか?(ゴール)
ステップ配信は、ただ「いい話を届ける」だけではもったいないんです。
最終的に読者にどんな行動をしてほしいのか、まずはそこを決めましょう。
- 体験セッションに申し込んでもらいたいのか?
- 商品を購入してほしいのか?
- それとも無料のPDFをダウンロードしてもらいたいのか?
ゴールは必ずひとつに絞るのがポイントです。
あれもこれもと盛り込んでしまうと、読者は「結局、何をすればいいの?」と迷ってしまい、行動しないという選択をしてしまいます。
そしてもうひとつ大事なのは、そのゴールが「押し付け」ではなく、読者が自分から選びたくなる状態になっていること。
そのためには、ゴールに到達するまでに必要な理解や納得を、段階を踏んで積み上げていく必要があります。
たとえばゴールが「体験セッション申し込み」の場合、
- この人なら信頼できる(安心感)
- 自分の悩みを理解してくれている(共感)
- この方法なら解決できそう(納得)
という流れを作ったうえで、初めて「申し込んでみようかな」と思ってもらえるんです。
ゴールが明確になれば、配信の一通一通がそのゴールに向かって自然につながります。
逆にゴールがあいまいなままだと、内容もバラバラになり、「結局何が言いたかったんだろう…」で終わってしまいます。

とっきー
ゴールはひとつだけにして、そこまでの道を丁寧に作るのがコツです。
3. ゴールから逆算して流れを作る
ターゲットとゴールが決まったら、いよいよ逆算の出番です。
これは、「地図を見ながら目的地までの道順を考える作業」と同じ。
ゴールから逆算して、「読者がそこにたどり着くまでに、どんな情報や感情の変化が必要なのか」を順番に並べていきます。
たとえば、ゴールが「体験セッションの申し込み」なら、
- この人なら信頼できそう(安心感)
- 自分の悩みをわかってくれている(共感)
- この方法なら解決できるかも(納得)
- 今のタイミングで申し込むべきだ(行動意欲)
といった階段を一段ずつ上がってもらう必要があります。
ここで大事なのは、階段を飛ばさないこと。
共感や納得の前にいきなりオファーを出してしまうと、「押し売りされた」と感じられ、そこで離脱されてしまうケースが多いです。
また、逆算すると「どのタイミングで何を伝えるべきか」が明確になるため、1通ごとの役割分担もしやすくなります。
「この回は信頼づくり」「次は価値提供」「最後はオファー」…と配信にテーマを持たせられるので、全体がぶれにくくなるんです。
逆算設計は、配信を点ではなく線でつなぐための基盤。
これをやるだけで、読者が自然とゴールに近づく“ストーリーのある配信”が作れます。

とっきー
ゴールから逆算すると、配信の順番に迷わなくなりますよ!
② 構成編|通数と心理の流れを決めて読まれる順番にする
設計ができたら、次は配信の順番と通数を決めていきます。
ここを適当にしてしまうと、どんなにいい内容でも「流れが悪くて最後まで読まれない」というもったいない結果になってしまいます。
1. 通数は5〜7通からスタート
初心者の方は、まず5〜7通くらいを目安にしましょう。
理由はシンプルで、このくらいの本数なら基本的な流れをカバーしつつ、無理なく作り切れるからです。
3通だと信頼づくりや価値提供の部分が短くなりやすく、10通以上だと最初の設計段階で挫折する人も少なくありません。
まずは、続けられる現実的なラインとして、この本数から始めるのがおすすめです。
たとえば7通構成にするなら、こんな流れがおすすめです。
- 共感・自己紹介(信頼の入口)
- 問題提起(課題を認識してもらう)
- 原因の解説(なぜ解決できないのか)
- 解決策の提示(価値提供)
- 成功事例やお客様の声(未来をイメージしてもらう)
- 商品・サービスの案内(オファー)
- 行動の後押し(締切・特典・背中を押す一言)
さらに余裕があれば、オファー後にフォローを2〜3通追加すると、申込み率がぐんと上がるケースも多いです。
たとえば「よくある質問への回答」や「申込者の声」「締切前日のリマインド」など。
通数の目安や、商品の価格帯・ターゲットとの関係性による変動については、ステップ配信の通数目安と決め方の記事でも詳しく解説しています。

とっきー
まずは作り切れる本数から。少なく始めて、反応を見ながら伸ばしていけばOKです!
2. 心理の流れに沿って順番を組む
配信の順番は、人の感情の動きに合わせて組むのが基本です。
いきなり商品の案内から始めても、ほとんどの人は行動してくれません。
まずは「この人の話をもっと聞いてみたい」という気持ちになってもらうことが大切です。
心理の流れの一例はこんな感じです。
- 興味・共感:「この人、自分のこと分かってくれてる」
- 理解・納得:「なるほど、そういう理由だったのか」
- 期待感:「この方法なら私にもできそう」
- 行動意欲:「やってみようかな」
この順番に沿って構成を組むことで、読者は自然と次の配信を読みたくなり、最終的なオファーもスムーズに受け入れてくれます。
たとえば、最初の1〜2通で共感を築き、その後の2〜4通で価値提供や事例を紹介。
5通目以降で未来のイメージや商品紹介を行い、最後に行動を促す、というように「感情の温度」を徐々に上げていくのがコツです。
もし順番を間違えて、共感や納得の前にオファーを出してしまうと、「売り込まれている」と感じられ、そこで離脱される可能性が高くなります。
だからこそ、感情のステップを一段ずつ踏んでもらう設計が欠かせません。

とっきー
気持ちの流れを無視してオファーすると、すぐ冷められてしまいます。順番が大事です!
3. 1通ごとの役割をはっきりさせる
構成を作るときは、1通に1つの役割だけを持たせることが大切です。
「あれもこれも伝えたい」と盛り込みすぎると、読者は情報を消化しきれず、肝心なポイントがぼやけてしまいます。
たとえば、
- この回は「共感」だけに集中する
- この回は「価値提供」だけを届ける
- この回は「事例紹介」だけにする
というようにテーマを絞ると、読者の頭にすっと入りやすくなります。
また、役割が明確だと次の配信へのつながりも作りやすくなります。
「次回は、この解決策をもっと詳しくご紹介しますね」といった予告を入れることで、自然に次も読んでもらえる流れができます。
逆に1通に複数のテーマを詰め込みすぎると、読者は「もう十分かな」と感じてしまい、途中で配信を開かなくなることも…
だからこそ、1通=1メッセージを意識し、役割を絞り込むことが、最後まで読まれる配信につながります。

とっきー
1通に欲張りすぎない!シンプルに絞ったほうが、ちゃんと読んでもらえますよ。
③ 書き方編|1通ごとに役割をもたせて最後まで読みたくなる文章に
設計と構成が決まったら、いよいよ本文づくりです。
ここで意識したいのは、役割をはっきりさせて、最後まで読みたくなる文章にすること。
ポイントは3つあります。
1. 1通=1テーマでシンプルに
1通にあれもこれも詰め込みすぎると、読者は途中で疲れてしまいますし、「結局何が言いたかったんだろう…」と内容がぼやけてしまいます。
テーマは1つに絞り、「今日はこの話だけ」と決めて書くほうが、読者の頭にスッと入ります。
たとえば、
- 今日は共感のストーリーだけ
- 次回は価値提供だけ
- その次は事例だけ
というふうに分けると、読みやすく理解もしやすくなります。
また、テーマを1つに絞ることで、配信の目的やゴールも明確になります。
- 「今回は信頼を築く回だから、商品の話はしない」
- 「今回はオファーの回だから、内容はシンプルに」
というように役割がはっきりするため、全体の流れもぶれにくくなります。
さらに、読者の立場からしても、1通で受け取る情報量がちょうど良くなり、「また次も読もう」と思える心理的な余白が残ります。
余裕を持たせたほうが、結果的に最後まで読まれる確率が高くなるんです。

とっきー
少し物足りないくらいで止めておくと、「続きが気になる!」につながりますよ。
2. 結論→理由→根拠の順で伝える
文章は「結論」から始め、その理由や背景、そして根拠の順で伝えると、読者は迷わず読み進められます。
逆に、前置きや説明から入り、最後に結論が出てくる構成だと、「で、何が言いたいの?」と途中で離脱される原因になってしまいます。
この型の強みは、冒頭で答えが分かるので安心して読み進めてもらえること。
特にスマホで読むLINE配信では、最初の数行で「読む価値がある」と思わせることが重要です。
たとえば、こんな感じで使えます。
- 結論
ステップ配信は「設計」が8割です。
- 理由
なぜなら、設計がないと配信がバラバラになり、最後まで読まれないからです。
- 根拠
実際に設計を見直しただけで、成約率が2倍になった事例があります。
この順番にすると、読者は「なぜそうなのか?」「具体的な証拠は?」と自然に興味が湧き、最後まで読んでくれます。
さらに、この型はオファーや商品説明にも使えます。
- 「このサービスが必要です(結論)」
- 「なぜなら〇〇だからです(理由)」
- 「実際に△△さんも…(根拠)」
という流れは、説得力を大きく高めてくれます。
こちらの記事も参考にしてください。

とっきー
最初に結論を出すと安心できるので、最後まで読んでもらいやすいです。
3. 会話調+改行+予告で読みやすくする
LINEはコミュニケーションツールだけあって、友人や家族と会話するような文章が相性抜群です。
かしこまった文章よりも、「〜なんですよ」「どう思いますか?」といった話しかける口調のほうが、自然に読んでもらえます。
また、スマホで読む前提なので、1〜2文ごとに改行を入れることも大切です。
長い段落が続くと、読む前から「大変そう…」と感じてしまい、離脱の原因になります。
改行をしっかり入れるだけで、読みやすさが一気に上がります。
さらに、最後に次回予告を入れると、次の配信を楽しみにしてもらえます。
「次回は〇〇についてお話しますね」や「続きは明日お届けします」など、小さな一言でOKです。
これは「続きが気になる」という心理を生み、開封率の維持にもつながります。
たとえば、
明日の配信では、私が初めてステップ配信で申し込みをもらったときの裏側をお話ししますね。
このように予告を加えると、物語が続いていくような感覚が生まれ、読者は自然と次も開きたくなります。

とっきー
「続きは明日」で、読者さんの頭の中に小さなしおりができます!
まとめ|ステップ配信は「設計→構成→書き方」で作れば迷わない
最後に、この記事のポイントをまとめます。
- ステップ配信は「設計→構成→書き方」の順で作るのが基本
- 設計では、ターゲットとゴールを決めて逆算で流れを作る
- 構成では、通数・心理の流れ・1通ごとの役割を決める
- 書き方では、1通=1テーマ+結論→理由→根拠+会話調で読みやすく
- 少ない通数でもOK。型を守って実践しながらアレンジしていく
ステップ配信は、ただ情報を並べるのではなく、読者の心理の流れに沿った物語として組み立てることが大切です。
そのためには、最初に「誰に・どこへ・どうやって」という設計を固め、流れを逆算して構成を作ります。
1通ごとの役割をはっきりさせ、型に沿って書けば、最後まで読まれる配信に変わります。
まずは今回の型を使い、5〜7通程度で試してみましょう。
配信は出して終わりではなく、反応を見ながら磨き上げていくイメージで続けてみてください。

とっきー
ステップ配信は流れが命。型を守れば、あとはあなたらしく育てるだけです!