「ステップ配信を作ったのに、なかなか成果につながらない…」

という不安を抱えていませんか?

実は、売れるかどうかを分けるのは「文章力」や「配信数」ではありません。

大事なのは、ちゃんとシナリオを設計しているかどうか。

ステップ配信のシナリオは、ただ情報を順番に届けるのではなく、読者との信頼を積み重ねながら自然にゴールへ導く流れのこと。

シナリオがしっかり設計されていれば、無理に売り込まなくても「申し込みたい」と思ってもらえるようになります。

この記事では、

  • 売れるシナリオを作るために欠かせない3つの前提
  • シナリオを形にする5つの要素
  • 信頼を高める10の要素

をわかりやすく解説していきます。

こんな人に読んで欲しい記事です

LINEシナリオは「何を伝えるか」より「誰が発信するか」が重要

LINEで成果を出すために、多くの人がまず考えるのは「どんな情報を伝えるか」ではないでしょうか。

もちろん内容も大切ですが、実はそれ以上に重要なのが 「誰が発信しているか」 です。

なぜなら、情報そのものはネット上にあふれており、読者はいくらでも比較できてしまいます。

そのなかで、「この人の発信なら信じたい」「この人から学びたい」と思われることが、ステップ配信の成功につながります。

ここ最近のマーケティングでは、ただ役立つ情報を並べるだけでは選ばれません。

ユーザーが判断材料にしているのは、発信者の実績や理念、価値観 といった「信頼できる背景」なんです。

だからこそ、ステップ配信のシナリオは単なる配信の流れではなく、信頼を積み重ね、自然に行動へと導く仕組み として設計する必要があります。

つまり「何を伝えるか」より先に、「誰が伝えるのか」を明確にすることが、売れるシナリオ作りの第一歩というわけです。

とっきー

情報はあふれています。だから「この人から聞きたい」と思ってもらえる信頼づくりが大事なんです。

シナリオ作りの3つの前提ステップ

LINEステップ配信の売れるシナリオを作るには、いきなり配信内容を考えるのではなく、まず土台を固めることが大切です。

その土台になるのが、次の3つの前提ステップ。

これらをしっかり押さえておくことで、配信の流れに「誰に、どんな価値を届けるのか」という軸が通り、成果につながりやすいシナリオになります。

3つの前提
  • 見込み客の悩みをリサーチする
  • 競合商品をリサーチする
  • コンセプトを設計する

①見込み客の悩みをリサーチする

シナリオを作るとき、最初にやるべきは「見込み客の悩みを知ること」です。

どんな悩みや不安を抱えているのかを理解しないまま配信を始めても、読者には響きません。

たとえば、「副業に挑戦したい」と考えている人でも、主婦と会社員では状況がまったく違いますよね?

主婦なら「家事や育児の合間にできる方法」、会社員なら「収入を増やしてキャリアを広げたい」というニーズが強いかもしれません。

このように、見込み客の具体的な悩みをリサーチすることで、「自分のことだ」と思ってもらえるメッセージを作れるようになり、結果として、シナリオ全体の反応率も大きく高まります。

とっきー

読者の悩みをちゃんと理解できれば、「心に刺さるシナリオ」が書けるんです。

②競合商品をリサーチする

ステップ配信のシナリオを考える前に、「競合がどんな商品やサービスを提供しているか」を調べることは重要なポイントです。

読者はあなたの商品だけを見るのではなく、必ず他の選択肢と比べています。

なので、「ダイエットサポート」を売りたいとき、競合が「短期間で結果が出る」ことを強みにしているなら、あなたは「健康的に続けられる安心感」を打ち出すことで差別化しやすくなるんです。

逆に、競合が価格を強調しているなら、「サポート体制」や「長期的な成果」を前に出すことで差別化のポイントにできます。

このように競合の商品をリサーチをしておけば、自分の強みをどこに置くかが明確になり、シナリオの方向性もブレなくなります。

とっきー

競合を調べることで、初めて「自分だけの強み」が見えてくるんです。

③コンセプトを設計する

LINEシナリオの土台を固める最後のステップが「コンセプト設計」です。

ここでは、シナリオ全体を通じて

  • どんな悩みを持った人を
  • どんな方法で
  • どう変化させるのか

を明確にします。

たとえば、時間がなくて副業を始められない会社員を対象にするなら、

スキマ時間でできるコンテンツ販売を提案し、安定収入を得られるように導く

といった一文で表せるようにすると、配信の軸がはっきりします。

コンセプトがないまま配信を進めると、読者に伝わる印象がバラバラになり、せっかくのシナリオが弱くなってしまいます。

逆に、明確なコンセプトがあると配信の一貫性が増し、「この人なら信じられる」と思ってもらいやすくなるのです。

とっきー

コンセプトはシナリオの設計図。ここが決まれば、配信の流れは自然に整うんです。

シナリオを決める5つの要素

LINEシナリオの前提(土台)が固まったら、次は「具体的にどんな流れにするか」を設計します。

そのとき考えるべきは、次の5つの要素です。

この5つを整理することで、配信の軸がより明確になり、読者を自然にゴールへ導けるシナリオが作れます。

シナリオを決める5つの要素
  • 発信ジャンルを決める
  • テーマを設定する
  • ターゲットを明確にする
  • ステップ配信のゴールを設定する
  • ステップ配信の内容を設計する

①発信ジャンルを決める

LINEシナリオを作るときの最初のステップは、「どんなジャンルで発信するか」を明確にすることです。

ジャンルがあいまいだと、配信の方向性がブレてしまい、読者に「結局この人は何を伝えたいの?」という印象を与えてしまいます。

ジャンルを決める際に意識したいポイントは次の2つ。

  • 自分の経験や強みを活かせる分野かどうか
  • 見込み客の悩みやニーズと一致しているかどうか

この2つが噛み合っていると、読者にとって「この人の発信は信頼できる」と感じてもらいやすくなります。

たとえば「集客」をテーマにする場合でも、SNS、ブログ、各プラットフォーム(Udemy・Amazon)など、さまざまなジャンルがありますよね。

その中で、自分が実際に経験して成果を出した方法を選び、さらに「誰のどんな悩みを解決するのか」を重ね合わせると、独自性のある発信ができるようになります。

ジャンルを絞ることは、発信の幅を狭めるように感じるかもしれませんが、実際には「専門性の高さ」と「わかりやすさ」が生まれ、結果として読者から選ばれやすくなるんです。

とっきー

ジャンルを決めることは、配信の軸を決めること。専門性が伝わると、信頼されやすくなります。

②テーマを設定する

ジャンルが決まったら、次に考えるのは「テーマ」です。

テーマとは、「ジャンルの中でどんな切り口で話すのか」を具体化したもの。

たとえば「副業」というジャンルを選んだとしても、テーマはさまざまです。

  • 未経験から始められる副業の選び方
  • 在宅でできる副業の始め方
  • 忙しい会社員がスキマ時間で取り組む副業

というように、テーマを絞ることで、読者に「これは自分のための情報だ」と思ってもらいやすくなります。

テーマ設定のポイントは、読者の具体的な悩みや願望を軸にすること。

ただ「副業の始め方」と言うよりも、「子育て中の主婦が月3万円を稼ぐ副業の始め方」とテーマを絞った方が、ターゲットの心に刺さりやすくなります。

さらに、テーマを絞ると配信にブレがなくなり、LINEのシナリオに一貫性が出るんです。

その結果、読者は安心して読み進めることができ、「この人なら信じられる」と信頼を寄せてくれるようになります。

とっきー

テーマを絞ると「誰に向けた話か」がはっきりして、読者にぐっと届きやすくなるんです。

③ターゲットを明確にする

ジャンルとテーマが決まったら、次に大切なのは「誰に向けて配信するのか」を具体化します。

この「ターゲット設定」があいまいだと、LINEシナリオ全体がぼんやりしてしまい、読者の心に響きません。

ターゲットを明確にする際は、年齢や性別などの基本的な情報より、悩み・生活状況・理想の未来を掘り下げてイメージするのがポイントです。

たとえば「副業に興味がある人」という大きなくくりではなく、

  • 30代の会社員で、毎日残業が多く自由な時間がない
  • 家族を支えるために収入を増やしたい
  • でもリスクのある投資には手を出したくない

といったレベルまで掘り下げると、ステップ配信にリアリティが出てきます。

ターゲットは可能な限り具体化しましょう。

具体化するほど、「この人の配信は自分にぴったりだ」と感じてもらいやすくなり、反応率や成約率が上がります。

とっきー

ターゲットがはっきりしていると、言葉の一つひとつが相手の心に刺さるようになるんです。

④ステップ配信のゴールを設定する

ステップ配信のシナリオを作る上で、先に決めておくべきなのが「ゴール」です。

ゴールが曖昧だと配信の方向性が定まらず、ただ情報を送っているだけになってしまいます。

ゴールの設定は、次のように考えると明確になります。

  • 体験セッションに申し込んでもらう
  • 商品を購入してもらう
  • 問い合わせをしてもらう
  • コミュニティに参加してもらう
  • 認知やファン化を目的にする

どのゴールを目指すかによって、配信のシナリオやメッセージの切り口は大きく変わります。

たとえば「体験セッションへの申し込み」をゴールにする場合は、配信の中で「まず相談してみようかな」と思わせる流れを意識します。

一方で「認知・ファン化」をゴールにするなら、すぐに売り込むのではなく、価値提供を重ねて信頼を育てる設計が必要です。

ゴールがあるからこそ、シナリオ全体に一貫性が生まれ、読者も迷わず行動できます。

とっきー

ゴールが決まらないと、シナリオはただの配信の積み重ねで終わってしまうんです。

⑤ステップ配信の内容を設計する

設定したゴールまで読者を導くために「どんな内容を、どんな順番で配信するか」を設計します。

配信内容は、1通ごとに考えるのではなく、全体のストーリーとして流れを描くことがポイントです。

基本は 導入 → 教育 → オファー の3段階。

導入

読者の悩みに共感し、「自分のことをわかってくれている」と思ってもらう。

教育

問題の原因や解決の方向性を示し、新しい視点やノウハウを提供して信頼を積み重ねる。

オファー

ゴールに合わせて行動を促す。体験セッションや商品の提案も、この流れの最後に自然に入れる。

たとえばゴールが「体験セッションの申し込み」であれば、

  • 導入では悩みに寄り添い
  • 教育では原因と解決策を提示し
  • オファーで「まず相談してみませんか?」と背中を押す

といった構成にします。

配信内容をストーリーとして設計することで、読者は無理なく読み進められ、自然とゴールにたどり着けるんです。

とっきー

ゴールから逆算して「流れ」を作ると、シナリオ全体がつながって成果が出やすくなります。

LINEシナリオに入れるべき10の要素

LINEシナリオを完成させるためには、ただ情報を並べるだけではダメ。

読者の信頼を積み重ね、行動へと導くためには「どんな要素を組み込むか」がカギになります。

そこで、ステップ配信に入れてほしいのが、次の10の要素です。

以下の要素は、リストマーケティングにおいて多くの成功事例に共通して含まれている要素です。

  • 実績
    信頼の土台を作る数字や経験
  • 理念(価値観)
    なぜこの活動をしているのかという想い
  • 逆説(常識の否定)
    予想外の切り口で興味を引く要素
  • 失敗例
    読者の共感を得るリアルなつまずき
  • 失敗の原因特定
    なぜうまくいかないのかを明らかにする
  • 成功パターン
    うまくいく方法の型を示す
  • 事例紹介
    実際のケースで信頼と納得感を与える
  • 投資の重要性(時間・お金・行動)
    成果を得るために必要な覚悟を伝える
  • 行動喚起
    次のステップに進むよう背中を押す
  • 利用者の声
    実際に体験した人の感想で信頼性を高める

この10の要素は、

  • この要素は何通目に入れればいいとか
  • 1回入れて終わり

というものではなく、複数の要素を組み合わせながら、日々の情報発信の中で自然に繰り返し伝えていくことが重要なんです。

そうすることで、「信頼」と「納得感」を育み、最終的に行動につながりやすくなります。

とっきー

10要素は順番どおりに並べる型じゃなくて、組み合わせながら繰り返し伝える材料なんです。

まとめ|売れるシナリオは「前提+型」で決まる

最後に、この記事のポイントをまとめます。

この記事のポイント
  • ステップ配信のシナリオは「何を伝えるか」より「誰が発信するか」が重要
  • シナリオ作りの前提は「見込み客リサーチ・競合リサーチ・コンセプト設計」の3つ
  • ゴールを設定することで、配信全体の方向性が明確になる
  • 配信内容は「導入 → 教育 → オファー」の流れでストーリーを描く
  • 信頼を積み重ねるために「10の要素」を複数組み合わせながら発信する

ステップ配信のシナリオづくりは、ただ「配信を積み重ねればいい」というものではありません。

読者の悩みを理解し、競合との差別化を考え、明確なコンセプトとゴールを持つことで、はじめて「売り込まずに売れる流れ」が完成します。

そして、実績や理念、事例などの要素を繰り返し組み合わせることで、読者との信頼関係は強まり、自然と行動につながっていきます。

ぜひ今回のポイントを参考に、自分だけの売れるシナリオを設計してみてください。

とっきー

シナリオは積み重ねるほどに強くなります。小さな一歩でも、まずは形にしてみましょう!