LINE公式アカウントを作ってみたけれど、
「結局、どんなふうに使えばいいの?」
「配信って何をどうやって送るの?」
と悩んでいませんか?
そんな方にぜひ知ってほしいのが、LINEステップ配信という仕組みです。
LINEステップ配信を使えば、メッセージをあらかじめセットしておくだけで、登録してくれた人に自動で順番に届けてくれるようになります。
つまり、あなたがスマホを触っていない時間も、LINEが代わりに伝えたいことを届けてくれるんです。
この記事では、
- LINEステップ配信の基本や仕組み
- 初心者でも取り組みやすい理由
- 実際にどう始めればいいのか
まで、やさしく丁寧に解説します。
- LINE公式アカウントを作ったけど、何から始めればいいかわからない人
- 売り込まずに申し込まれる仕組みを作ってみたい人
- ステップ配信をカンタンに始めたい初心者さん
LINEを使いこなすための最初の一歩として、この記事を参考にしてみてください。
LINEステップ配信とは?
「LINEのステップ配信って、なんだか難しそう…」と感じたことはありませんか?
でも実は、これは初心者でも使える自動化ツールなんです。
このパートでは、「LINEステップ配信ってそもそも何?」という基本のキから、わかりやすく解説していきますね。
ステップ配信=順番にメッセージを自動送信する仕組み
結論
LINEのステップ配信とは、LINE公式アカウントに登録してくれたユーザーに対して、あらかじめ用意したメッセージを、決めた順番とタイミングで自動的に送る仕組みのことです。
たとえば、このように活用できます。
- 登録直後に「ご登録ありがとうございます!」
- 2日後に「よくあるお悩みについてのお話」
- 3日後に「その解決策はこちら」
- 5日後に「実際のお客様の声をご紹介します!」
- 7日後に「あなたにぴったりの提案があります」
このように、あらかじめメッセージを設定しておけば、あなたが何もしなくてもLINEが勝手に伝えたいことを届けてくれるんです。
つまり、LINEステップ配信は1対多数へのコミュニケーションを、自分が手を動かさずに進めてくれる「自動営業マン」のような存在。
しかも、ユーザー1人ひとりの登録タイミングに合わせて送られるので、「いまこの人に必要な情報」がズレずに届くのもポイントです。
最初に作っておけば、あとは自動で動いてくれるんです。
メールとの違いは「開封率」と「親密度」
LINEのステップ配信は、メールマガジンのステップメールと仕組み自体はよく似ています。
でも実は、成果を出すうえでとっても重要な2つの大きな違いがあるんです。
開封率が圧倒的に高い
LINEはスマホに通知が届くので、開かれる確率がとても高いのが特徴です。
一般的に、メールの開封率は10〜20%前後と言われますが、LINEなら60〜80%にもなることも。
つまり、せっかく書いたメッセージも「見られなければゼロ」ですが、LINEならちゃんと見てもらえる前提で設計できるのが強みなんです。
親密感が強く、反応されやすい
LINEは多くの人が「家族や友人とのやりとり」に使っているツール。
そのため、メールよりもずっと距離感が近い印象を持たれます。
この「親密さ」があるからこそ、メッセージを開いてもらいやすく、反応率も高くなるんですね。
たとえば、同じような文章をメールとLINEで送った場合でも、LINEのほうがリアクションが返ってきやすい、というのはよくある話です
つまり、LINEステップ配信は見られやすく、心にも届きやすいツールだということ。
これがメールマガジンとの決定的な違いなんです。
距離が近いからこそ、ちゃんと届くんです。
自動でも「ぬくもり」は残せる
自動配信って聞くと、どこか冷たくて機械的な印象を持ってしまうかもしれません。
しかし、実際のLINE配信では、むしろ「人らしさ」や「ぬくもり」を伝える工夫がしやすいんです
たとえば、
- トーク形式で語りかけるような文体にできる
- あいさつ・共感・ストーリーなどを盛り込み、「あなたに話しかけている」感覚が出せる
- 読者の反応を想定した分岐を用意し、「興味のある人にだけ次の内容を届ける」ことも可能
(※専用ツール使用時)
LINEそのものが、親しい人とやりとりする場所だからこそ、自動でも一方通行にならず、近い距離感で関係性を築きやすいのが大きな特徴です。
「自動=冷たい」ではなく、「自動でも伝わる・つながる」がLINEの強みなんですね。
LINEだからこそ、ふつうの会話みたいに伝えられるんです。
どんな仕組みで動いているの?
「自動で配信されるって言っても…どうやって?」そんなふうに思いますよね。
このパートでは、LINEステップ配信がどんな流れで動いているのか、初心者にもわかりやすく説明します。
配信の起点は「あいさつメッセージ」から
LINEステップ配信は、LINE公式アカウントへの登録(友だち追加)をきっかけにスタートします。
そして、多くの場合、最初に相手に届くのが「自動応答のあいさつメッセージ」です。
この最初の1通は、ただの通知ではなく、
- これからどんな情報が届くのか
- どんな人から届くのか
を伝える大切なメッセージになります。
たとえば、こんな内容がよく使われます。
ご登録ありがとうございます!
〇〇(肩書)の〇〇(名前)です。
このLINEでは今後7日間で、○○のコツを順番にお届けします
質問や返信もお気軽にどうぞ♪
このように、これからの配信に期待してもらう、スタート地点として活用されているんです。
つまり、「こんにちは、はじめまして!」の1通目が、LINEステップ配信のエンジンを回すスイッチになるというわけですね。
「登録日」を起点に1人ずつ順番に送られる
LINEステップ配信の大きな特徴は、ユーザーごとの「登録日」を起点に、自動で配信が進むことです。
たとえば、
- Aさんが7月1日に登録
→ 7月2日に2通目が届く - Bさんが7月5日に登録
→ Bさんには7月6日に同じ2通目が届く
このように、それぞれの登録タイミングに合わせて、同じシナリオがその人にとってのベストなタイミングで送られる仕組みなんです。
しかも、すべて自動。
あなたが1人ひとりのスケジュールを気にする必要はありません。
これにより、
- いつ登録されても、ベストな順番・タイミングで情報が届く
- 途中から来た人でも、全員に「最初から」価値ある情報を届けられる
というように、誰にとってもムリのない流れを保ちながら、関係性を育てていけるのが大きな魅力です。
一斉送信ではなく、「1人ひとりの物語が始まる」ような感覚で届けられるのが、LINEステップ配信の強みなんですね。
配信のタイミング・内容はすべて自由に設計OK
LINEステップ配信では、メッセージを「いつ・どんな内容で・どんな順番で送るか」を自分で自由に決めることができます。
たとえば、
- 登録直後に「挨拶と全体の流れ」
- 2日後に「悩みの共感」
- 3日後に「解決策の提示」
- 5日後に「体験セッションのご案内」
…といった形で、あなたのサービス導線に合わせた配信を組み立てることができます。
特にLINEでは、相手との心理的距離が近い分、段階的に関係性を深めていく流れがとても効果的です。
また、「売り込む」のではなく、「信頼を積み上げて自然と申し込まれる」ようなステップ設計も可能。
マーケティングの知識がなくても、「3通目でプレゼント」「7日目でオファー」など、自分の頭の中で描いた流れをそのまま形にできるのが大きな魅力です。
あなたが伝えたい順番で、必要な相手にだけ届けられる、それがLINEステップ配信の強さでもあります。
順番もタイミングもぜんぶ自動。だからこそ、あなたは届けたい想いに集中できるんです。
初心者でも取り組める!3つの理由
LINEステップ配信と聞くと、「設定が難しそう…」「マーケティングとか知らないし…」と不安になる方も多いかもしれません。
でも大丈夫。はじめはシンプルな配信からでもOK。
必要に応じて、あとからツールを取り入れる人も多いです。
このパートでは、初心者でも無理なく始められる理由を3つご紹介します。
理由①:テンプレートを使えばゼロから考えなくてOK!
ステップ配信って、「どんな内容をどんな順番で送ればいいの?」と最初に悩みますよね。
でも安心してください。
すでにたくさんの成功パターンがテンプレートとしてネットに出回っています。
たとえば、
- 7日間で信頼構築 → 無料体験の案内 → オファー
- 3通で悩みに共感 → 解決策提示 → 行動の後押し
このように、目的別・業種別でよく使われる型がすでにあるので、まずはそのまま使ってみたり、自分の言葉に置き換えていくだけでOK。
はじめから「完璧な構成をゼロから考えなきゃ!」と思うと手が止まってしまいがちですが、テンプレートがあることで、最初の一歩をスムーズに踏み出せるんです。
テンプレートの具体例は、別記事でまとめてご紹介しますね。
理由②:完璧じゃなくてOK!配信はあとから整えられる
ステップ配信というと、最初から「完璧な流れを作らなきゃ」と思いがちですが、実際にはシンプルな配信から始めて、あとから必要に応じて整えていけばOKなんです。
たとえば、
- はじめは「登録お礼」+「3通のミニ配信」だけ
- 反応を見ながら、追加で1通ずつ作っていく
- 使っていくうちに「もっとこうしたい」が見えてくる
というふうに、動かしながら改善していくのが基本スタイル。
しかもLINEは、通知をきっかけにメッセージを見てもらえる確率が高いのが特長です。
そのため、最初は少ない通数でも「きちんと届く」という安心感を持って始められるのがLINEならではの魅力です。
最初から完璧なシナリオなんていりません。
むしろ、「まず動かす」ことがいちばんの近道なんです。
理由③:トーク感覚で作れるから、書くことが苦手でも大丈夫
ステップ配信は、ブログやSNS投稿のように「きれいな文章」を書く必要はありません。
むしろ、普段のLINEのように、話しかける感覚で作ることができるのが特徴です。
たとえば、
- 文章は短くてOK(メッセージが伝わればOK)
- 絵文字や改行を使って、見やすく・やさしい雰囲気にできる
- 「こんにちは!」「いかがでしたか?」など、会話っぽく伝えられる
こうした気軽さがあるからこそ、「文章が苦手…」という人でもハードルが低く感じられるんです。
また、あらかじめ伝えたいことが決まっていれば、それを「順番に分けて、やさしく話す」だけで立派なステップ配信になります。
文章力よりも大事なのは、「届けたい想いがあること」。
それさえあれば、あとはLINEらしく話しかけるように伝えていけばOKです。
かしこまった文章じゃなくていいって聞くと、なんだかホッとしません?
LINEステップ配信で得られる3つのメリット
ここまでで、「LINEステップ配信って意外と始めやすいかも…」と思っていただけたのではないでしょうか?
では、実際にステップ配信を使うことで、どんなメリットがあるのか?
このパートでは、LINEステップ配信で得られる3つの効果についてご紹介します!
メリット①:売り込まなくても申し込まれる仕組みができる
LINEステップ配信のいちばんの魅力は、「営業しなくても、自然に申し込みが入る状態」をつくれることです。
多くの個人起業家や講師が苦手に感じるのが、セールスやクロージングですよね。
「しつこく見えたらイヤだな…」
「売り込んでるって思われたくない…」
という気持ち、よくわかります。
でも、ステップ配信を使えば、事前にこのような準備ができます。
- 読者の悩みに共感し、信頼関係を育てる
- 解決方法や価値を先に届けて、「この人わかってくれてる」と感じてもらう
- 商品やサービスの必要性を、自然な流れの中で伝えていく
こうして、納得の土台をつくってから案内を送るので、読者の方から「申し込んでみたい」と思ってもらえる確率が高くなります。
あなたが毎回、売り込みメッセージを書かなくても、ステップ配信が代わりに届けてくれる状態が作れるのです。
これは、忙しい人や口ベタな人にとって、かなり心強い仕組みになりますよ😊
メリット②:忙しくても反応のチャンスを逃さない
ビジネスにおいて、「反応がもらえるかどうか」はタイミングがすべて…なんて言われたりしますよね。
人の興味や関心は一瞬で変わるもの。
だからこそ、登録されたその瞬間にアクションできることが、とても大きな意味を持ちます。
LINEステップ配信は、ユーザーが登録したタイミングを起点に、あなたがいなくても即座にメッセージを届けてくれる仕組みです。
たとえば、
- 夜中や早朝の登録にも、あいさつメッセージがすぐに届く
- 土日・旅行中でも、自動で次の配信がスタート
- 「そのとき欲しい情報」がリアルタイムで届く
読者が「気になって登録したその瞬間」に、すぐに歓迎メッセージや役立つ情報が届けば、興味が熱いうちに関心を引きつけられます。
時間がたって冷めてしまう前に、しっかりつながりを作れるんです。
これは、ただラクになるだけではありません。
チャンスを取りこぼさないための仕組みとして、ステップ配信はとても心強い存在なんです。
メリット③:自分らしさをじっくり伝えられる
LINEステップ配信は、ただ商品やサービスを案内するための機能ではありません。
むしろ、「あなた自身の考え方や価値観、人柄」を知ってもらう場として活用する人がとても多いです。
たとえば、
- 自分のストーリーや過去の経験を少しずつ配信する
- 商品に込めた想いや、日々の気づきを届ける
- SNSでは流れてしまう話を、順番に積み重ねて伝える
こうすることで、読者の中に「この人の言ってること、なんか共感できる」「この人だからお願いしたい」という気持ちが自然と育っていきます。
SNSでは、どれだけ丁寧に発信しても、タイムラインに流れて見逃されることも多いですが、ステップ配信な伝えたい順番で、価値を伝える設計ができます。
あなたの世界観や想いを、じっくりに届ける。
LINEステップ配信は、共感から選ばれるブランドづくりにも、とても役立つツールなんです。
少しずつ想いを伝えられるから、ファンが増えていくんです。
LINEステップ配信を始めたくなったあなたへ
ここまで読んで、「なんだかできそうかも」「ちょっと始めてみたいな」と感じてきた方もいるかもしれません。
とはいえ、「結局、何から始めたらいいの?」という方のために、ここでは最初の一歩をお伝えします!
まずはLINE公式アカウントを開設しよう
ステップ配信を始めるには、まず土台となるLINE公式アカウント(ビジネス用のLINE)を作るところからスタートです。
公式LINEは個人でも無料で開設でき、LINEを使って「友だち登録してくれた人にメッセージを送る」仕組みを作れる便利なサービスです。
アカウントを開設すると、以下のような基本機能が使えるようになります。
- あいさつメッセージの自動送信
- 手動での一斉配信
(メルマガのようなもの) - 読者と1対1のチャット
- リッチメッセージ配信
(リンクを埋め込んだ画像) - リッチメニューやプロフィール設定 など
開設自体はとても簡単で、スマホ・パソコンどちらからでも約10分ほどで完了します。
個人名義でも問題なく始められるので、事業届けなどがなくても安心して取り組めます。
最初は3通でOK。少しずつ試してみよう
「ステップ配信」と聞くと、長いシナリオや複雑な設計を想像してしまうかもしれませんが、最初はたった3通のシンプルな配信からでも十分スタートできます!
たとえば、
- 1通目:登録のお礼と自己紹介
- 2通目:読者の悩みに共感 or 役立つプチ情報
- 3通目:あなたの商品・サービスの価値や、次の行動への案内
この3通だけでも、「信頼 → 興味 → 行動」という流れを作ることができます。
文章もかしこまったものでなくて大丈夫。
普段のLINEのような口調で、話しかけるように伝えるのがちょうどいいんです。
さらに、最初に3通だけ作っておけば、その後は反応を見ながら
「もう少し説明を加えた方がいいかな?」
「ここで事例を紹介してみようかな?」
…と、少しずつ追加して改善していくことができます。
完璧を目指さなくてOK!
まずは1通送ってみることが、自動化への一歩になります。
最初の一歩って、意外とカンタンなんです。
テンプレートを使えば、もっとラクに進められる
「何を書いたらいいかわからない…」という方のために、このブログでは初心者向けのLINEステップ配信テンプレート記事も準備中です。
しばらくお待ち下さい♪
まとめ|ステップ配信は初心者こそ使ってほしい
最後にこの記事のポイントをまとめます。
- LINEステップ配信とは、登録者に順番に自動でメッセージを届ける仕組み
- 配信タイミングは「登録日基準」で、1人ひとりにぴったりの流れを作れる
- メールよりも開封されやすく、関係性を深めやすい
- テンプレートを使えば、初心者でもスムーズに配信を始められる
- 完璧な構成じゃなくてもOK。まずは3通からスタートできる
ステップ配信は、難しい知識や特別なスキルがなくても、あなたやサービスの価値を伝えながら、申し込まれる流れをコツコツ育てていけるツールです。
特に、「営業が苦手…」「売り込みたくない…」という人にこそ、ステップ配信はぴったり。
信頼をじっくり育てていけるからこそ、無理なく成果につながります。
まずはLINE公式アカウントを開設して、1通目を作ってみましょう。
きっと「これならできるかも」と感じてもらえるはずです。
やってみようかなって思えたら、それだけで大きな一歩です。