ステップ配信を作ってみたけれど、「これでいいのかな?」「全然反応がない…」と不安になっていませんか?
もしかすると、配信内容そのものよりも、「伝える順番」に原因があるかもしれません。
実は、売れている人たちのステップ配信には、ある型があります。
共通しているのは、「売ろう」とする前に、読者の心を動かす構成になっていること。
今回は、初心者でも真似できる「売らずに売れるステップ配信テンプレート」を、構成図つきでわかりやすく解説していきます!
「これなら私でもできそう」と思えるヒントがきっと見つかるはずです。
それでは、さっそく見ていきましょう!
- LINEステップ配信を初めて作る人
- 配信はしているけど、申し込みや反応がまったく来ていない人
- 「売り込みたくないけど、申し込まれたい」と感じている人
売れないLINEステップ配信のよくある失敗
ステップ配信でいきなり商品紹介から入ってしまうのは、初心者にとても多い失敗です。
ステップ配信=セールスの場だと思って、1通目や2通目からいきなり商品の紹介をしていませんか?
「まず知ってもらわないと売れない」と考えるのはごもっとも。
でも、読者はまだあなたのことをよく知らない段階。
そこで商品の話をされても、興味をもつ前に「売られたくない」と身構えてしまいます。
ステップ配信の目的は、売ることではなく育てることです。
あなたの考え方や価値観に共感してもらい、「もっと知りたい」と思ってもらえた先に、ようやく商品の紹介が意味を持ちます。
売れる配信は、「売ってないように見えるけど、ちゃんと売ってる」構成になっています。
まずは信頼関係を育てることに集中してみましょう。
「売る前に、伝える」そんな流れを意識すると、読者の反応はきっと変わってきますよ。
伝えたいことを並べているだけ
「これだけは伝えたい」「せっかく配信するなら、いっぱい価値提供しよう」と意気込んで、情報をどんどん詰め込んでしまう方も多いのではないでしょうか。
でも、配信内容が、あなたが伝えたいことだけで構成されていると、読者には少し重たく感じられてしまいます。
とくにステップ配信は、読者が1通ずつ読んでいく流れ。
一度で全部理解させようとすると、消化不良になりがちです。
ステップ配信は、毎回ちょっとずつ興味の温度を上げていくもの。
いきなり全部話さなくても大丈夫です。
また、伝える順番にも注意が必要です。
読者の理解度や気持ちに合わせて構成を組まないと、どんなに良い話もスルーされてしまいます。
たとえば、「商品のメリット→実績→理念→問題提起」みたいな流れだと、読者は「話の軸が見えない」と感じてしまうかもしれません。
読者は、今の自分に必要な情報かどうかを感覚的に判断しています。
だからこそ、伝えたいことをただ並べるのではなく、「どのタイミングで、何を届けるか」を考えることがとても大切なんです。
誰に向けて書いているかがあいまい
ステップ配信を作るとき、「誰に向けて書いているか」をどこまで明確にしていますか?
たとえば、「痩せたい人向け」や「副業に興味がある人向け」など、ざっくりとしたイメージで配信を進めてしまうと、読者の心に深く届く配信にはなりにくくなってしまいます。
配信の内容や言葉づかい、話す順番までもがぼやけてしまい、結果的に「読んだけど、ふつうだったな」で終わってしまうんです。
誰に向けているのかが曖昧だと、配信の目的も構成もブレてしまいます。
反対に、「集客はできているけど成約に悩む、35歳のメンタルコーチ」とまで絞ってみるとどうでしょう?
- その人がどこでつまずきやすいか
- どんな不安を抱えているか
自然と見えてきて、「どんな順番で、どんな言葉で伝えたらいいか」がグッと描きやすくなります。
ステップ配信は、ただ情報を届けるものではなく、相手を理想の状態まで導くストーリーです。
だからこそ、「誰をどんな変化に導きたいのか」を最初に決めることがとても大切なんです。

とっきー
「いいこと言ってるのに売れない」は、だいたい構成ミスです。順番はめちゃくちゃ大事です!
売れる人のステップ配信の特徴
「売れてる人って、何が違うんだろう?」と感じたことはありませんか?
じつは、うまくいっている人のステップ配信には、共通する型があります。
それは、「売ること」よりも「伝える順番」を大切にしているんです。
今回は、売れる人が意識している3つのポイントをご紹介します。
構成が心理の流れに沿っている
売れている人のステップ配信を見ると、「なんだかスムーズに読めるな」と感じることってありませんか?
それは、内容が単に「うまく書かれている」というよりも、読者の心の動きに合わせて流れが組み立てられているからなんです。
人の心理は、いきなり「買いたい」にはなりません。
「何それ?」と気になり、「わかる」と共感し、「へえ、そういうことか」と納得し、「それなら欲しいかも」と思う。
この一連の流れを意識して作られているからこそ、読者は自然と最後まで読み進めてしまうんですね。
たとえば、最初に「あるある話」や「共感エピソード」を入れて読み手の心を開き、次に「実はこんな落とし穴があるんです」と課題を示し、最後に「その解決策がこちらです」と誘導する。
このように、読者の理解と感情を積み重ねていく構成が、スムーズに刺さる理由です。
ステップ配信は、読者に「その気」になってもらうまでのお手伝い。
階段をひとつ飛ばしてしまうと、ついて来られなくなっちゃいます。
どんなに伝えたい内容でも、「伝える順番」を間違えると、読者には届かないこともあるんです。
まずは「読者が今どの段階にいるか?」を意識しながら、構成を組んでみてくださいね。
教育を重視している
売れる人の配信を見ていると、「あれ?これってセールスじゃなくて、ただの雑談?」と思うくらい、押し売り感がないことに気づくはずです。
でも、実はその裏側にこそ、しっかりとした教育設計が組み込まれています。
ここで言う教育とは、知識を教えるという意味ではなく、考え方や価値観をじわじわと伝えていくこと。
- 「なぜその商品が必要なのか」
- 「どういう考え方ならうまくいくのか」
- 「その人が何を大切にしているのか」
こうした背景を、少しずつ伝えていくことで、読者の理解と納得が育っていきます。
配信のゴールは、「買ってもらう」じゃなくて「信じてもらう」なんです。
そのために必要なのが、教育というステップなんですね。
たとえば、「売れない理由は発信力がないから」ではなく、「そもそも、相手が欲しいと思える状態になっていないから」という見方を示すことで、読者の視点が変わります。
このようにして、「そういう考え方もあるのか」と読者が受け入れる準備ができてはじめて、オファー(提案)がすっと心に届くようになります。
売れている人は、文章がうまいわけではありません。
理解してもらう順番がうまいだけなんです。
商品紹介は後半に少しだけ
「商品を売りたいなら、ちゃんと紹介しなきゃ」と思うのは当然のことですよね。
でも実は、売れている人ほど商品の話はあくまで控えめというケースが多いんです。
なぜかというと、読者は「売り込まれた」と感じた瞬間に、身構えてしまうから。
その一言で信頼関係が途切れてしまうこともあるんです。
売れてる人ほど、売っているように見えません。
それなのに「なんかこの人のサービス、良さそう」と思わせてしまうのが上手なんです。
その理由は、商品紹介の前に「共感」と「教育」で土台を作っているから。
読者が「この人の話わかるな」「考え方に納得できるな」と思っている状態なら、ほんの少し商品の話をするだけでも、自然と「気になるかも」と思ってもらえるんです。
商品紹介は、あくまで最後のひと押しで十分。
その手前で、どれだけ信頼を積み重ねておけるかが勝負になります。
たとえば、7通のステップ配信があるなら、前半〜中盤でしっかりと信頼と共感を築き、6通目か7通目あたりで「実はこういうサービスもあるんです」と軽く紹介するだけでも効果的です。
セールス感を抑えて、「私にも必要かも」と思わせる。
そのための準備こそが、ステップ配信の最大の強みなんです。

とっきー
売れる人は、売る前に信じてもらう流れをちゃんと作ってるんです。
売れるステップ配信テンプレート(構成図あり)
ここまで読んで、「売れる配信には順番が大事なのはわかったけど、具体的にはどんな流れで組めばいいの?」と気になってきた方もいるのではないでしょうか。
そんなあなたのために、今回は「売らずに売れる配信」の基本テンプレートをご紹介します。
まずは、全体の流れをざっくり図で見てみましょう。

読者の感情の動きは以下の通り。
- 1通目:共感・問題提起
「それ、私のことかも…」 - 2通目:価値観の共有(なぜ解決できないのか)
「えっ、そういう理由だったの?」 - 3通目:原因の明確化・過去の失敗話
「それ、私もやってた…」 - 4通目:考え方の逆転・信頼獲得
「この人、ちゃんとわかってる」 - 5通目:小さな成功体験・理想の未来
「私にもできるかも!」 - 6通目:解決策の紹介(商品に触れる)
「その方法、試してみたい」 - 7通目:行動の後押し・オファー
「やってみようかな」
7通構成の全体像
このテンプレートは、「いきなり売る」のではなく、少しずつ信頼と納得を育てる流れになっています。
読者は、あなたのことも、商品やサービスのことも、まだよく知らない状態からスタートします。
そこで最初から「こんな商品があります!」と紹介してしまうと、心の準備ができていないぶん、警戒されてしまうんですね。
この7通構成では、「共感」→「信頼」→「納得」→「未来のイメージ」→「提案」という順番で、読者の気持ちが自然と高まるように設計されています。
配信は、こっちの都合ではなくて、相手のタイミングで読まれるもの。
だからこそ、気持ちの流れを大事にしたいんですよね。
実際にこの構成で配信を作った方の中には、「売り込んでないのに自然と申し込みが入った」という声もいただいています。
大切なのは、「伝える順番」です。
どんなにいい話でも、タイミングを間違えれば響きません。
この7通構成をベースにすれば、初心者でも伝わる順番がわかりやすくなり、自然と成果につながる配信をつくりやすくなりますよ。
各ステップの目的と役割
では、ここからは各ステップがどんな役割を果たしているのか、もう少し詳しく見ていきましょう。
テンプレート通りに配信しても、ただ順番をなぞるだけではうまくいきません。
大切なのは、それぞれのステップで「何を目的に、どんな感情を育てるのか」を意識することなんです。
共感・問題提起(1通目)
目的:読者の他人事スイッチをオフにする
「わかる、それ私のことだ」と思ってもらうことで、読者の心に入り込む準備が整います。
ここで共感を得られないと、続きを読んでもらえないので、もっとも大事な導入ステップです。
価値観の共有・考え方の教育(2〜4通目)
目的:信頼と納得をじっくり育てる
この3通でやるべきことは、「この人の考え方、なんか好きかも」と思ってもらうこと。
ノウハウを教えるというより、ものの見方を伝えるようなイメージで、読者の思考に静かに影響を与えるパートです。

とっきー
ここがうまくいくと、後半の配信がグッと楽になりますよ。
成功体験・未来のイメージ(5通目)
目的:「自分にもできそう」と感じてもらう
どんなに共感していても、「でも私には無理かも…」と思われていたら、行動にはつながりません。
ここでは、小さな成功ストーリーやお客さまの声などを紹介しながら、未来の可能性を見せる役割を担います。
商品紹介と行動喚起(6〜7通目)
目的:「だからこの商品が必要なんだ」と納得してもらう
ここまでで信頼と理解が積み上がっていれば、商品紹介は違和感のない提案として自然に受け取ってもらえます。
オファーだけでなく、「なぜ今なのか」「行動しないとどうなるか」もセットで伝えると、より後押しになりますよ。
それぞれの通数には、しっかりと意味と目的があります。
ただ「7通あればOK」ということではなく、読者の感情にそって設計されているかどうかがポイントです。
まずはこの流れを意識して、自分の言葉で構成に落とし込んでみてくださいね。
初心者向けの使い方ガイド
テンプレート通りに進めれば、いきなり成約率が上がる…というわけではありませんが、ゼロから手探りで作るより、最初の土台がしっかりしているだけで成果は出やすくなります。
最初は細かいことは気にせず、「この順番通りに書いてみる」くらいの感覚でOKです。
読者の反応を見ながら、少しずつあなたの言葉に変えていけば、あなたらしいステップ配信に育っていきますよ。
このテンプレートを使えば、売らずに信頼を育てて、自然と「申し込まれやすい」状態がつくれます。
次は、その配信を作るときにとくに意識したいポイントを、3つにしぼってご紹介しますね。
ステップ配信で意識したい3つのポイント
ステップ配信は「テンプレ通りに作れば終わり」ではありません。
じつは、どんな言葉を選ぶかよりも、何を伝える目的なのかを意識することのほうがずっと大切なんです。
ここでは、配信を組み立てるときに意識しておきたい大事なポイントを3つにまとめてご紹介します。
① 何を教育するかを決める
「どんな順番で伝えようか?」と悩む前に、まずやるべきことがあります。
それは、このステップ配信で何を教育したいかを決めることです。
読者に「へえ〜なるほど」と思ってもらうだけでは、商品やサービスにはつながりません。
配信を通して、「自分の考え方が少し変わった」「その行動って大事かも」と思ってもらえることが、申し込みにつながる一歩なんです。
配信は、読者の考え方の前提をゆっくり動かす時間です。
言い換えれば、商品を受け入れる土台づくりですね。
たとえば…
- 「自己投資は贅沢だ」と思っている人に、「未来のための準備なんですよ」と伝えたいのか
- 「私にはできない」と思っている人に、「小さな一歩からでも始められる」と気づかせたいのか
- 「無料で学べる情報で十分」と感じている人に、「対話の価値」を知ってもらいたいのか
教育の目的が明確になっていないと、どうしても話がぶれてしまい、読者の心に届きにくくなってしまいます。
まずは「この人に、どんな考え方を身につけてほしいか?」という視点から、配信全体のテーマを決めてみてくださいね。
② 考え方を売る
ステップ配信で意識したいのは、「商品の魅力をどう伝えるか」よりも、「この商品を選ぶ人って、どんな考え方を持っているか?」を伝えることです。
つまり、配信で売るべきなのは、商品そのものではなく、その商品が必要になる背景や価値観なんですね。
たとえば、「集客がうまくいかない」と悩んでいる人に、いきなりサービスを紹介しても響きません。
でも、「そもそも、売り込まないと申し込まれないと思っていませんか?」という切り口から話すと、読者は「あれ?自分、ちょっと考え違ってたかも」と気づきはじめます。
「商品が欲しい」と思ってもらう前に、その商品を欲しがる人の考え方に育てていくのが大事なんです。
これは、マーケティングでよく言われる「未来のお客さんを育てる」という考え方にも通じています。
相手の今の思考ではなく、買う人の思考に導いてあげる。
これこそが、ステップ配信が持つ教育的な力です。
そして、その価値観に共感してくれた人は、「この人の言うこと、もっと聞いてみたいな」と感じてくれるようになります。
だからこそ、配信ではノウハウを教えるよりも、「あなたがどう考えているか」「どんな未来を大切にしているか」をしっかり伝えるようにしましょう。
③ 次が読みたくなる構成にする
ステップ配信の最大の強みは、「一度で伝えきらなくていい」ということ。
でもその一方で、毎回次も読みたいと思ってもらえなければ、途中で離脱されてしまうんです。
読まれない配信には、ある共通点があります。
それは、その1通で話が完結してしまっていること。
読者は、「この話で終わりか」と感じると、次の配信を開く理由を失ってしまいます。
読者はいつも忙しいですから、「続きが気になるかどうか」で読むかどうかを判断してるんです。
たとえば、メールやLINEの最後にこんな一文を入れてみてください。
「次回は、ステップ配信でよくある失敗パターンをご紹介しますね」
「続きでは、成功した人がやっていた“ちょっとした工夫”を解説します」
こうした、ちょっとした予告があるだけで、次の配信への興味がグッと高まります。
読者にとっては、「読んだあとに続きがある」とわかっていることで、無意識に習慣化されていくんですね。
また、話の途中で、あえて伏線を残しておくのも効果的です。
たとえば、「このとき、私が思わぬミスをしてしまいました。その話はまた次回に…」など。
少し先が気になるような終わり方を意識することで、配信がつながっているストーリーとして読まれやすくなります。
1通1通の質も大切ですが、「つづきを読みたい気持ちにさせる構成」こそが、ステップ配信の生命線とも言えます。

とっきー
何を書くかより、どう育てるか。
配信は、小さな教育の積み重ねなんです
まとめ|テンプレを使って配信を育てよう
最後に、この記事の内容をまとめます。
- ステップ配信は、「何をどう伝えるか」の順番がとても大事
- 売れている人は、商品の前に「価値観」や「信頼」をしっかり届けている
- 成約につながる配信は、読者の心理の流れに沿って設計されている
- 7通構成のテンプレートは、「売り込み感ゼロ」で自然に導く型
- 配信の目的は「売る」ことではなく、「育てる」こと
ステップ配信は、一度作れば終わりではありません。
読者の反応を見ながら、少しずつ言葉を変えたり順番を整えたりしながら、育てていくものなんです。
最初は、この記事で紹介したテンプレートをそのまま使ってみてもOK。
実際に配信してみることで、どこで反応があったか、どの表現が届いたかが少しずつ見えてきます。
最初から完璧じゃなくていいんです。
配信もあなた自身も、育っていけばいいんです。
自分の言葉で、自分のリズムで、あなたらしいステップ配信を、少しずつ形にしていきましょう!